【認知症ケアのよくある間違い】あきらめない徘徊・失禁のケアとは

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認知症になると、徘徊や失禁など、いわゆる問題行動が目立つようになってきます。問題行動には何かしらの理由があるのですが、認知症本人は自分の気持ちをうまく話すことができないため介護する側にはつたわりにくく、間違った対処をしてしまう場合があります。今回は、そんな認知症ケアのよくある間違いを2つ、あきらめない徘徊・失禁のケアを説明します。参考にしてください。

「認知症になったら尿意はなくなる」の誤解

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認知症になったら尿意はなくなると思われがちですが、重い認知症の方でも尿意がなくなるということはありません。ただその感覚を尿意だと認識したり、トイレに行かなければらないなどの判断が難しくなるのです。認知症の程度と尿意との関係を以下にまとめました。

認知症の程度が浅い場合

認知症の程度がまだ軽い場合、尿意の感覚はありトイレに行かなければならないという気持ちがある方がほとんどです。しかしトイレの場所がわからず、トイレを探しているうちにもらしてしまうことが多くあります。

認知症の程度が中等度の場合

認知症の程度が中等度の場合でも尿意の感覚はありますが、「トイレに行く」という感覚をなくしているためどうしていいいかわからず、立ち上がってうろうろするなど困っているうちに漏らしてしまいます。

認知症の程度が重度の場合

認知症の程度が重度の方の場合は、尿意の感覚はあるのですが尿意だと認識できていないことが多いです。そのため一緒に笑って話をしていたかと思うと、急に黙って考え込んでいるうちに座ったまま漏らしてしまうなどのケースが多々あります。

このようなことをふまえて介護する側は認知症のレベルに応じた尿意のサインを読み取ることが必要です。そして本人にそのようなサインが現れたら早めにトイレに案内してあげましょう。

尿意のサインを早めに読み取り、トイレに案内しましょう

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「徘徊に理由なんてない」の誤解

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徘徊とは、あてもなく動き回ること、うろうろと歩き回ること


Definitions from Oxford Languages:引用

徘徊とは、上記のように訳もなく歩きまわることを指し、認知症高齢者の問題行動の1つとされています。

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徘徊する高齢者の気持ち

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徘徊には理由がないと思われがちですが、実はさまざまな原因・理由が隠されていることがあります。そのような徘徊する高齢者の気持ちの一例を以下に紹介していきます。

  • 仕事に行かなきゃ
  • ご飯を作らなければ
  • 赤ん坊が泣いている

このように一心不乱に出ていこうとするのは「回帰型(年をとった自分と現実を拒否し、過去の若いころの自分に戻ってしまう)」の特徴です。かつての役割を果たすために出ていくと訴える人、困惑してうろうろする人、発熱や脱水の不快感がある人など、認知症高齢者の表情や行動をよく観察することによって徘徊の理由はさまざまなことがわかってきます。

例えば困ったようにうろうろ、きょろきょろ何かを探している人は尿意や便意を感じている人が多く、切迫感があってもそれが何なのかわからず困っている状態です。このような場合はさりげなくトイレに案内してあげることがよいケアといえます。

中には目的もなくぶらぶら歩く認知症高齢者もいますが、これは普通の人が散歩するときと同じで気分転換などの本能的な反応だといえます。歩き回っていても表情や訴えが落ち着いていたら散歩と考えてよいでしょう。

介護する側の徘徊の対処法としては、高齢者本人が過去に帰らなくても自分らしさを認識できる生活空間作りをすることです。それぞれの訴えを推測し心身ともに関りをつくるケアを行っていきましょう。

徘徊には理由がある場合がほとんど

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【認知症ケアのよくある間違い】あきらめない徘徊・失禁のケアとは:まとめ

高齢の親のおもらしが始まった。尿意がわかないのだからおむつにしよう」というのが介護のパターンですが、たとえ重い認知症でも尿意がなくなるということはありません。尿意にはサインがあるため、介護する側は本人をよく観察して尿意のサインを見逃さないことが大切です。

また「認知症高齢者の徘徊はよくあることだから、どうにかしようと思わないで好きなようにさせればいい」思われがちですが、本人には何かしらの理由がある場合がほとんどです。それぞれの理由や訴えを推測して関わっていき、寄り添ったケアを行っていきましょう。



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