厚生労働省から「再就職準備金」が出ることが発表されました。
金額は最大40万円!本当に借りることができるのか、また、介護を辞める理由と復帰への道をあわせて解説していきます。
「介護士」資格を取ってもほとんど働いていない

介護の資格を取っていながら、介護の仕事についていない人を「潜在介護士」といい、その中で「介護福祉士資格」だけで見ると、全国で30万人以上と言われており、資格を持っている3人に一人は介護関連の仕事についていない、と言うことになります。「介護士」の資格を取っていても、ほとんど働いてないですね。

介護の資格だけ取って働いていない人は思ったより多いのね、、、。
せっかく時間もお金もかけて資格を取ったのに、それを活用できていないのはもったいないことです。
介護士は普通、どんな理由で辞めるのか?
では「介護士」は普通、どんな理由で辞めたのか、「たてまえ」を聞くと、
- 親の介護しなければならなくなった
- 自分が病気になってしまった
- 結婚・出産・育児のため、時間が取れなくなった
- 夫の転勤でこの街を離れることになった
など、どうしても辞めなければいけない理由で辞めていますが、実際多くの方は
・人間関係がよくなかった
・お給料がよくなかった
と言うのが本音です。
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介護の業種はさまざまで、かなり増えている
昔でしたら、介護の業種は限られていましたが、最近ではたくさんの種類の介護業務があり、選択肢もかなり増えてきています。
例えば「デイサービス」では、
- レクリエーション中心のところ
- お風呂がなくてリハビリのみのところ
- お泊りつきのところ
など、デイサービスの種類の中でも細かく分かれ、働くにしてもたくさんの選択肢があります。
人間ですから「合うところ、合わないところ」があって当たり前です。その分自分で「職場を選べる」というのは大事なことです。
「でも、そもそもどこで求人を探したらいいかわからない・・・。そんな方には、転職の相談に乗ってくれる転職エージェントもいいかもしれません。
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介護職に復帰すると最大40万円の準備金を貸してもらえる

また、最近は「介護職に復帰すると最大40万円の準備金を貸してもらえる」という制度ができました。
介護職としての知識や経験をお持ちの方が、再び介護の仕事に就くことをサポートするための貸付制度です。
介護のお仕事に復帰するための費用について、最大20万円(一部地域では40万円)をお貸しします。
2年間の介護職員の業務に従事することにより、返還が全額免除されます。
厚生労働省ホームページより
という内容になっています。
つまり、介護の資格を持っている人が仕事に復帰すると、「準備金」という名前で20~40万円貸してもらえる。そして、「2年間働いたら返さなくていい」という内容です。
パッと聞くと、「自分がもしそうだったらぜひもらいたい!」と思いますよね。
「準備金」を貸してもらうための「理由」が必要
「準備金」を貸してもらうためには「理由」が必要です。
「準備金」と言うのは、その名の通り、
と言うことです。
なので、理由がないといけません。
例えば
- 子供の預け先を探すための活動費
- 研修参加費、参考図書の購入
- 敷金、礼金や引っ越しに使う費用
- 通勤自転車、バイクなどの購入費
- 介護ウェアなどの業務用の被服費
などがあります。自分には何の理由が当てはまるか考えておきましょう。
「準備金」を貸してもらえる「対象者」は?
介護職復帰のための「準備金」を貸してもらえる「対象者」は、以下のようになっています。
- 介護の仕事で1年以上働いたことのある人
- 介護保険サービス事業所等で介護職員として再就職した人
- 介護職員等として再就職する日までの間に、あらかじめ都道府県福祉人材センターに氏名および住所等の届け出を行い、かつ、実施主体が定める再就職準備金利用計画書を提出した人
- 次のいずれかに当たる人
- 介護士の資格を持っている人
- 実務者研修施設で実務者研修を修了した人
- 介護職員初任者研修を修了した人(すでに廃止されている介護職員基礎研修・ヘルパー1級・ヘルパー2級のどれかを修了している人も可)
のすべての基準を満たす人が対象となっています。
その中でも特に、気を付けなければいけないことは、
とされているので、「お金ももらえそうだし、仕事に復帰してみるか!」と思っている人は、まず先に都道府県の福祉人材センターに電話で問い合わせてみましょう。

事前に福祉人材センターに電話することで、思わぬ「取りこぼし」を前もって防ぐことができます。
介護の再就職はほんとに40万円貸りられるのか?辞める理由と復帰への道:まとめ
- 介護の仕事を辞める理由は、「人間関係がよくなかった・お給料がよくなかった」場合がほとんど。
- 転職の相談に乗ってくれる転職エージェントを利用すると思わぬトラブル回避が可能
- 介護職に復帰すると最大40万円の準備金を貸してもらえる制度がある
- でもそれをもらうのには「理由」が必要
- 「準備金を貸してもらいたい!」と思った人は、まず先に都道府県の福祉人材センターに電話で問い合わせてみる

ブランクはあるものの、再就職したら「即戦力」です。人に必要とされる仕事はモチベーションも上がりますね。

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