看護師のお給料で気になるのは「私のボーナスは平均より上?下?」と言うことではないでしょうか。今回は、厚生労働省のデータをもとにして一般的なデータを見ながら男性看護師・女性看護師・准看護師の平均年収と一緒に解説していきます。
看護師の平均年収(男性・女性・准看護師)

まず初めに男性看護師・女性看護師・准看護師の平均年収から見ていきましょう。
看護師の平均年収(男性)
年齢 | 36.0歳 |
勤続年数 | 6.9年 |
所定内実労働時間数 | 159時間 |
決まって支給する現金給与額 | 339,400円 |
年間賞与その他の特別給付額 | 821,400円 |
労働者数 | 61,650人 |
「平成29年度賃金構造基本統計調査・賃金構造基本統計調査に関する統計表」参照
看護師の平均年収(女性)
年齢 | 39.6歳 |
勤続年数 | 8.0年 |
所定内実労働時間数 | 160時間 |
決まって支給する現金給与額 | 331,100円 |
年間賞与その他の特別給付額 | 797,600円 |
労働者数 | 553,620人 |
「平成29年度賃金構造基本統計調査・賃金構造基本統計調査に関する統計表」参照
上記で分かる通り、女性看護師の平均で年収を計算すると4,770,800円で、男性看護師の場合は4,894,200円となります。男性看護師の方が少し給料が高く見えますが、男女の看護師で差があるのは年収ではなく労働者数が原因です。看護師の約90%が女性です。
准看護師の平均年収(男女とも)
こちらは准看護師の平均年収です。
年齢 | 49.0歳 |
勤続年数 | 11.6年 |
所定内実労働時間数 | 162時間 |
決まって支給する現金給与額 | 283,300円 |
年間賞与その他の特別給付額 | 657,200円 |
労働者数 | 154,330人 |
「平成29年度賃金構造基本統計調査・賃金構造基本統計調査に関する統計表」参照
准看護師の平均年収を計算すると、4,056,800円となり、正看護師と比べると「70万円」以上差があることがわかります。
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都道府県別看護師年収ランキング
都道府県別年収TOP5
順位 | 都道府県 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 神奈川県 | 532万円 |
2 | 東京都 | 517万円 |
3 | 三重県 | 516万円 |
4 | 千葉県 | 514万円 |
5 | 静岡県 | 509万円 |
2018年厚生労働省「賃金構造基本統計調査」参照
上記からわかる通り、平均年収が高いのは1位は神奈川県、2位が東京都、3位が三重県、4位が千葉県、5位が静岡県となっています。では、年収が低い都道府県はどこなのでしょうか?
都道府県別年収LOWEST5
順位 | 都道府県 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 宮崎県 | 403万円 |
2 | 鹿児島県 | 404万円 |
3 | 大分県 | 419万円 |
4 | 福島県 | 420万円 |
5 | 沖縄県 | 422万円 |
2018年厚生労働省「賃金構造基本統計調査」参照
上記からわかる通り、平均年収が低いのは1位は宮崎県、2位が鹿児島県、3位が大分県、4位が福島県、5位が沖縄県となっています。
なぜ都道府県で看護師年収にバラつきがあるのか?

ではなぜ都道府県で年収にバラつきがあるのでしょうか?その理由の1つに「TOP5の都道府県は人口10万人に対して看護師人口が少ない」ことが推測されます。そのため看護師1人あたりの収入が高いことがわかります。
人口10万人に対して看護師人口が少ない都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 看護師人数 |
---|---|---|
1 | 埼玉県 | 636.8人 |
2 | 千葉県 | 673.5人 |
3 | 神奈川県 | 686.6人 |
4 | 茨城県 | 687.0人 |
5 | 東京都 | 768.8人 |
平成28年度厚生労働省「人口10万対就業看護師数」参照
人口10万人に対して看護師人口が少ない所では、そもそも求人に応募してくる人が少ないので人手が足らず、人員確保のために給料を上げて、少しでも転職を考えている数少ない看護師の目に留まるように努力しています。したがって、「年収が高くなっている」ということが推測されます。
看護師のボーナスの平均額はいくらなの?
では、看護師のボーナスの平均はいくらぐらいなのでしょうか?
職種 | 女性のボーナス平均額(年間) | 男性のボーナス平均額(年間) |
---|---|---|
看護師 | 約82万円 | 約83万円 |
准看護師 | 約66万円 | 約67万円 |
看護師補助者 | 約47万円 | 約48万円 |
厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」(企業規模計10人以上:年間賞与その他特別給与額」参照
(※上記の金額はあくまでも平均の値なので、ボーナスは年収により変動します。一般的に看護師の年間ボーナスは、1か月分の給料の2.5倍が相場とされています。)
上記のデータはボーナスを含む賞与などを厚生労働省がまとめたものです。ボーナスの支給は夏と冬の2回出るので、単純計算で正看護師1回あたりの平均は約41万円ほどになります。
ただし、准看護師や看護師補助は、給料が正看護師よりも少ないため、ボーナスも少なくなります。夏と冬2回のボーナスはそれぞれ准看護師は約33万円ほどで、看護師補助は約24万円ほどです。
また、ボーナスは都道府県によっても高い所、低い所とあり、勤続年数なども考慮されます。

年収やボーナスから見てみると「看護師」の仕事はもっと身近になりますね。
看護師のボーナスいくら?平均より下?年収と一緒に解説:まとめ
看護師の年収やボーナスは上記にある通り、
- 都道府県
- 勤務年数
- 正看護師・准看護師・看護師補助者
の場合によって大きな違いがある。

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