厚生労働省の「平成28年度雇用動向調査」では、転職して新たな会社に入社した人に対して「前の職場を辞めた理由」を聞いたところ、1位は「定年・契約期間の満了」で、2位が「給料が少ない」とのことでした今回は、「仕事したくない!」と思った時に参考になる「給料が高い仕事ランキング」を紹介します。
年齢・性別の平均年収

まずは年齢・性別の平均年収を見ていきましょう。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20~24歳 | 210万円 | 202万円 |
25~29歳 | 248万円 | 225万円 |
30~34歳 | 289万円 | 241万円 |
35~39歳 | 324万円 | 254万円 |
40~44歳 | 358万円 | 262万円 |
45~49歳 | 394万円 | 268万円 |
50~54歳 | 424万円 | 270万円 |
55~59歳 | 412万円 | 262万円 |
60~64歳 | 294万円 | 224万円 |
65~69歳 | 261万円 | 220万円 |
厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」参照
上記の表で分かる通り、男女とも「50~54歳」が最も年収が高いことがわかります。20~54歳までは年収が徐々に上がっていき、55歳から減少していきます。ですがこれはあくまでも「平均値」なので、20代、30代でも職業やスキルによって高収入の人もいます。今度は、産業別での平均年収ランキングを見ていきましょう。
産業別での平均年収ランキング
順位 | 業種 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 教育・学習支援業 | 398.6万円 |
2 | 学術研究・専門技術サービス系 | 393.9万円 |
3 | 情報通信業 | 386.0万円 |
4 | 金融業・保険業 | 382.7万円 |
5 | 建築業 | 340.3万円 |
6 | 卸売業・小売業 | 332.3万円 |
7 | 製造業 | 311.4万円 |
8 | 医療・福祉 | 293.7万円 |
9 | 運輸業・郵便業 | 292.6万円 |
10 | その他 | 287.0万円 |
11 | 生活関連サービス業・娯楽業 | 286.8万円 |
12 | 宿泊業・飲食サービス業 | 264.5万円 |
厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」参照:男女正社員の平均値で算出
職業別の平均年収では、1位が「教育・学習支援業」で第2位が「学術研究・専門技術サービス系」となっています。こちらは男女正社員のみでの計算なので、アルバイト・パートなどを含めるとまた違った順位になりますが、おおよそこのような目安になります。
【未経験歓迎】Linuxサーバー構築、短期集中型の無料IT&就活スクール
無料の転職支援サービスあり【ココカイゴ転職】

職業別年収ランキング(1~30位+番外編)

では、具体的な職業ではどのようなランキングになるのか見ていきましょう。
順位 | 職業 | 年収 |
---|---|---|
1 | 航空機操縦士 | 1694万円 |
2 | 医師 | 1169万円 |
3 | 大学教授 | 1100万円 |
4 | 大学準教授 | 872万円 |
5 | 記者 | 792万円 |
6 | 不動産鑑定士 | 754万円 |
7 | 弁護士 | 728万円 |
8 | 大学講師 | 718万円 |
9 | 高等学校教員 | 709万円 |
10 | 1級建築士 | 702万円 |
11 | 公認会計士・税理士 | 683万円 |
12 | 自然科学系研究者 | 681万円 |
13 | 技術士 | 666万円 |
14 | 電車運転士 | 618万円 |
15 | 発破技師 | 617万円 |
16 | 電車車掌 | 572万円 |
17 | 獣医師 | 571万円 |
18 | 歯科医師 | 570万円 |
19 | システムエンジニア | 568万円 |
20 | 薬剤師 | 561万円 |
21 | 港湾荷役作業員 | 532万円 |
22 | 発電・変電工 | 518万円 |
23 | 圧延伸張工 | 518万円 |
24 | 自動車外交販売員 | 514万円 |
25 | クレーン運転工 | 510万円 |
26 | 自動車組み立て工 | 506万円 |
27 | 旅客掛 | 505万円 |
28 | 各種学校・専修学校教員 | 503万円 |
29 | 診療放射線・診療エックス線技師 | 501万円 |
30 | 客室乗務員 | 495万円 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
36 | 正看護師 | 482万円 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
72 | 理学療法士・作業療法士 | 409万円 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
76 | 准看護師 | 403万円 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
80 | 介護支援専門員 | 393万円 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
102 | 福祉施設介護員 | 346万円 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
111 | ホームヘルパー | 327万円 |
CLABEL参照
いかがでしたでしょうか?
上記のように、業種・年齢・職業別の年収を見て落ち込んだ人も中にはいると思いますが、今からでも頑張れば年収アップは可能です。下記は厚生労働省が発表している転職した人の転職後の賃金の感想です。
感想 | % |
---|---|
賃金が「増加した」 | 40.4% |
賃金が「減少した」 | 36.1% |
賃金が「変わらない」 | 22.1% |
「平成27年度転職者実態調査の概況」転職者の労働条件(賃金・労働時間)の変化参照
今の年収を上げたい!と言う人は思い切って別の企業や職業へ転職を考えてみてもよいかもしれません。上記の表で分かる通り、転職で実際に賃金の上がった人は全体で約4割います。また、25~29歳の間で転職した約5割の人の年収が上がっているので、できるだけ若く元気なうちに動き始めるのがベストです。
仕事したくないと思った時に、仕事年収のランキングで考える:まとめ
- 年齢・性別の平均年収
- 産業別の平均年収ランキング
- 職業別年収ランキング
を見て、「今の仕事が自分にとってフィットしている仕事なのか?」を考え、もし疑問があるならば行動していきましょう。

東京都労働委員会認証の合同労働組合【退職代行ガーディアン】

無料の転職支援サービスあり【ココカイゴ転職】
