【転倒を防止】バリアフリーよりも○○や手すりの高さが重要だった!

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「自宅をバリアフリーにしたから転倒の心配はない」そう思っている方もいらっしゃると思います。しかし、たとえ自宅を完全なバリアフリーに改装しても、転倒事故は日々起きているのです。今回は、自宅をバリアフリーにするよりも重要なものとは何か、また無理な力を使わずバランスよく立ち上がりができる手すりの高さを紹介します。転倒防止のためにも参考にしてください。

バリアフリーにしてもなぜ転んでしまうのか

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バリアフリーは床面をフラットにして段差をなくすことがよいとされています。しかし実際には階段にすべり止めを付けるなど安全な工夫をすれば転倒を避けることができるため、少しくらいの段差であっても上り降りできる人は多いです。逆に段差がないからと安心して1センチほどの起伏のある道路やじゅうたんに引っかかり転倒する事例のほうがはるかに多いのです。このように老人は大きな段差は無意識に気をつけるため上り降りも慎重に行いますが、小さな段差は意識せずまたぐため、転倒が起きやすいいえます

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家の中で意外に危ない場所

家の中で転倒しやすい意外なところは以下の3つの場所になります。

  1. 畳のへり
  2. 玄関に置かれたマット
  3. 部屋をつなぐ敷居などの段差

実際私が在宅で訪問介護をしていたころ、ある老婦人がじゅうたんの端にひっかかって転び、大腿骨を骨折して入院する事故が起きました。このようにささいなものが障害物になり転倒・骨折につながっていくのです。

老人の気持ち

老人の気持ちとしては「行かなきゃいけない」と気持ちだけあせり足がついてこない場合が多く、このことが転倒の最大の原因といわれています。それを防ぐために介護者は老人が心身ともに落ちついていられるような環境や雰囲気を作ってあげることが必要です。

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転倒防止4つのポイント

ではこのような転倒を防止するにはどうしたらよいのでしょうか。それには4つのポイントがあります。

老人に合った履き物を選ぶ

老人が外出する時などは、すべりにくく脱げにくい履き物を選びましょう。スリッパは転倒の危険があるのでかならずかかとの付いたものを。片マヒで足の先がピンと伸びるような場合は足首を固定する装具をつけるとよいでしょう。靴下はすべり止めの付いたものを選ぶようにするとより安全です。

なれた場所の方が安全

老人が長年住みなれた環境や、動きなれた場所は本人にとって勝手のわかる場所であるため安全性は高くなります。とくに認知症がある人は、なれない環境に置かれると動き回り転倒する危険が増すので環境を変えない工夫をすることが大事です。

夜でも見えるように

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夜中トイレに起きる時など、段差や障害物が夜でも見えるように適当な明るさの照明をつけことは転倒防止に役立ちます。

あせらない

気持ちがあせっていると、前のめりになり転倒する可能性が高くなります。そのため心理的に落ち着いて行動するよう心がけることが大切です。また薬の副作用や効きすぎも原因の1つになる場合もあります。

玄関の段差には手すりをつける

玄関などの段差には手すりをつけて上り降りすることをおすすめします。降りるときも、前からではなく後ろ向きに降りたほうが実は安全です。

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手すりの基本的な位置

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人間は機械のように目的に向かって直線的に動くわけではありません。トイレからの立ち上がりを想像してもらうとわかるのですが、まず前かがみになって頭を斜め下に移し、前後のバランスをとってからお尻をあげるという一連の動作を無意識に行っています。そのためには手すりの位置は足から50~60センチ、高さも床から50~60センチほどが最適です。これはちょうど自分が座った時のおへその高くらいなので、一般的に考えられている手すりの高さよりもはるかに低い位置の方が、無理な力を使わずバランスよく立ち上がれる手すりの最適な位置だということがわかります。

【転倒を防止】バリアフリーよりも○○や手すりの高さが重要だった!:まとめ

近ごろは「バリアフリー」を売りにした住宅が増えています。もちろん段差のある住宅より段差をなくしてフラットにした住居の方が転倒する危険性は減るのですが、じゅうたんの端や玄関マット、居間と台所の境目の小さな段差など、ささいなものが原因となり転倒・骨折につながる場合もあるのです。

また、イスから立ち上がる場合、直線で立ち上がるのではなく一度前かがみになりバランスをとって立ち上がるため、高い位置に手すりがあると、手で力任せに引いて立ち上がらなければなりません。座った時におへその高さくらいに手すりが来るよう設置すれば、からだの前後のバランスがとれて無理な力を使うことなくお尻が自然に上がるようになります。

上記のようなことをふまえ、老人は落ちついて行動することを目標に、また介護者は老人が落ちついて生活できるような環境や雰囲気づくりを目指していきましょう。

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