【認知症高齢者の心理】ぼけた本人自身は気楽なのか?本当の気持ち

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高齢になればなるほど認知症になる確率は増えていきます。そして認知症になり介護が必要になると、理論的に発言することが難しくなっていきます。そのため何か事が起こると順を追って話ができる介護側の意見が前面にクローズアップされ、本人の意見は後回しにされがちです。今回は、認知症高齢者の心理とはどのような状態なのか、ぼけた本人自身は気楽なのか?本当の気持ちを紹介します。また、認知症と環境の変化についての関係も紹介しているので参考にしてください。

「認知症になった本人は気楽」の誤解

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親が認知症になってしまいました。介護する私は大変だけど、本人は気楽なもので・・・」これは認知症の親を持つ子供にありがちな発言です。

認知症高齢者は、ここがどこか、今がいつかといった見当識がなくなったり、記憶力が低下したり、中には常識まで失ってしまう場合もあります。そのような状態を目の当たりにすると、ついそんな感情を抱いてしまうのも仕方がないかもしれません。しかしながら本人自身はどう思っているのでしょうか。

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認知症高齢者の心の中

一見気楽そうに見える認知症高齢者ですが、心の中は複雑です。

  • 今はいつなの?
  • ここはどこなの?
  • なぜここにいるの?
  • これからどうなってしまうの?
  • 何か恥をかくんじゃないか?
  • 怒られるのではないか?

このように一見気楽そうに見える認知症高齢者の頭の中は、不安と恐怖が入り混じっている状態です。また、老人になると「子供にかえる」といわれていますが、子供のころと違っているのは経験値とプライドを加えて持っていることです。そのため、「ばかにされているんではないか」とか「周りの人に迷惑をかけているんじゃないか」といった感覚には敏感です。介護する側はそれをふまえてケアを行っていくことが大切になります。

認知症になった人は気楽と思われているが、本人の心は複雑である

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認知症になったら早々といい環境に移動させるのがよい?

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親が高齢になってきたため、同居のために家を新築・改築した」「親が一人暮らしで心配だから、見守りをしてくれる高い老人ホームに入所させた」親を思う子供がよかれと思って行うパターンです。しかしこうした環境の変化をきっかけにして認知症を発症してしまうケースも多くみられます。

慣れ親しんだ自宅では近所づきあいもあり、食事の買い物や草むしりなど、自分で行わなければならない家事がたくさんあります。しかし高齢になり一人で生活させるのは心配という理由だけで新しい家に移った場合、近所付き合いも0になり、1からコミュニティを作らなければなりません。また施設などに入所した場合には、家事をしなくてもよくなるので今まで行っていた生活習慣も失うことになるのです。

高齢になればなるほど、からだの衰えという自分の変化や親しい人との死別といった人間関係の変化に適応することで精いっぱいになっていきます。そのうえ環境まで大きく変化したのでは適応力の限界を超えて混乱してしまうのは当然のことでしょう生活習慣を失うということは、自分自身を失うことにもつながるのです。

認知症高齢者のケア7原則

  1. 環境を変えない
  2. 生活習慣を変えない
  3. 人間関係を変えない
  4. 食事・排せつ・入浴ケアはできるだけ自分で行う
  5. 個性的空間づくり
  6. 一人ひとりの役割づくり
  7. 一人ひとりの関係づくり

認知症高齢者には上記のようなことに気を付けてケアを行うことが大切になります。やむおえない事情での引っ越しや、施設に入所しなければならない場合には高齢者本人の生活習慣や人間関係、その人の役割を以前と変わらない状態で行ってもらうことが大事なのです。

高齢者は、住み慣れた環境で生活することが大事である

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【認知症高齢者の心理】ぼけた本人自身は気楽なのか?本当の気持ち:まとめ

認知症の人をケアする場合、おもらしや徘徊など介護が大変なことは周知の事実です。しかし「認知症になった本人は何もわかってないし、気楽なものだ」という考え方は間違っています。本人の心の中では「これから自分はどうなってしまうんだろう」という不安と焦りが入り混じり、落ち着かない状態です。そのため介護する側はその気持ちを汲んでケアを提供することが大事です。

また、高齢になり認知症の症状が出てきた場合には、田舎の家よりも近代的なバリアフリーの家や施設に移動したほうがいいと考えられがちですが、移動したことによって認知症が進んでしまった事例も多くあります。たとえ認知症があってもまだ一人で暮らせるような状態であれば、ホームヘルパーや配食サービスなどを利用して住み慣れた環境で生活したほうが本人にとっては幸せであるため、極力環境を変えないようにすることが大事です。

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