2020年親の介護の不安や疑問解消わかりやすくまとめ【認知症の種類編】

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20205年には、約800万人ともいわれる団塊の世代の人たちが全員75歳を迎え、日本全体では75歳の人口は2000万人に達すると予測されます。それに応じて、認知症で介護を必要とする約割が、格段に増えると予想されます。今回は、親の介護の不安や疑問、特に「認知症」に焦点を当てて、わかりやすく説明していきます。

[認知症の方にどう接すればよいか、まとめはこちら]

親の認知症状があるかどうかを確認してみる

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近年は、子供が親と同居している家庭よりも、離れて暮らしている家族が多くなってきています。子供が実家に帰った時に親の状態をさりげなく観察しましょう。離れて暮らす家族としては、毎日の様子はなかなか確認しずらいものですが、たまに訪問した際に、少し意識すれば意外と変化に気づきやすいものです。

実家に帰った時に親を観察するためのチェックリスト

認知面

  • 親との日常会話で、つじつまが合うか
  • 少し前の話題を振っても、会話が成立するか
  • 冷蔵庫の中を確認し、賞味期限切れの食材が溜まってないか
  • 今までと比べ、室内に物が散乱してないか
  • 衣類は寒暖に合わせ適切に着ているか
  • 押し入れに、汚れた洗濯物を隠してないか

健康面

  • 医療機関には定期的に通院しているか
  • 内服薬は処方通りに服薬しているか
  • 最近、転倒したことがないか
  • 室内でつまづきやすい場所はないか
  • 外出の機会は減っていないか

上記のように、親の会話の中身をよく観察し、気になりだしたら、かかりつけ医師に相談しましょう。そして、気になる親の行動を、できるだけ詳しくかかりつけ医師に説明しましょう。

認知症の種類

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一言で「認知症」といっても、様々な種類があります。

症状名原因
アルツハイマー型認知症脳にアミロイドβ(ベータ)やタウと呼ばれる特殊なたんぱく質が溜まって神経細胞に影響を与え、認知機能に障害が起こると考えられています。
脳血管性認知症脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの病気により、脳の細胞に酸素や栄養素がいかなくなることで障害が起こる
レビー小体型認知症神経細胞にレビー小体という特殊なたんぱく質が増加することで、神経細胞が壊されて障害が起こる
前頭側頭型認知症(FTD)脳の前頭葉と側頭葉が委縮して血流が低下することによって、脳の機能に障害が起こる
アルコール性認知症アルコールを多量に飲み続けたことで、脳血管障害やビタミンB1欠乏症による栄養障害などから、脳の機能に障害が起こる

上記のように様々な種類があり、それぞれに症状が異なります。

認知症の中で、最も多いのはアルツハイマー型認知症

日本でも世界中でも、認知症で最も多いのは「アルツハイマー型認知症」で、年々増加する傾向にあります。「アルツハイマー型認知症」は、記憶力の低下で始まり、日付・曜日や今いる場所がわからなくなる見当識障害、料理などの作業の要領が悪くなる実行機能障害、判断力の低下、さらに、イライラして怒りやすくなることや、物を盗まれたと主張する被害妄想などの、行動・心理症状が現れることがあります。この行動・心理症状のことを「周辺症状(BPSD)」とも呼ばれます。

アルツハイマー型認知症の諸症状

  • 通いなれた場所で道に迷う
  • 数分前、数時間前の出来事をすぐに忘れる
  • 仕事や家事の要領が悪くなる
  • 同じ内容の話や質問を繰り返す
  • 季節に合った服装を選ぶことができなくなる
  • 財布やカギを置いた場所を思い出すことができない
  • きちんと薬を飲むことができなくなる
  • 日付や曜日がわからなくなる
  • スイッチの消し忘れが増える

上記の諸症状はほとんどの方にみられますが、病気の進行とともに、徐々に強くなります。

また、「行動・心理症状(BPSD)」は、すべての皆さんに見られるわけではなく、環境や家族の接し方によって、軽くなったり、強くなったりすることもあります。

行動・心理症状(BPSD)

  • イライラすることが多くなる
  • 今までの日常行っていたこと(日課)をしなくなる
  • (他の人が見て)目的がないのに屋外に出て歩き回る(徘徊→本人には本人なりの理由がある場合が多い)
  • ささいなことで、腹を立てることが多くなる
  • 自分の物を誰かに盗られたと主張する(物盗られ妄想)
  • 誰もいないのに、誰かいると主張する(幻覚・幻視)
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2020年親の介護の不安や疑問解消わかりやすくまとめ【認知症の種類編】最後のまとめ

①認知症には、

  • アルツハイマー型認知症
  • 脳血管性認知症
  • レビー小体型認知症
  • 前頭側頭型認知症(FTD)
  • アルコール性認知症

の5種類があり、それぞれに周辺症状が異なります。

②また、認知症で最も多いのは「アルツハイマー型認知症」で、年々増加する傾向にあります。

③アルツハイマー型認知症で問題となっている「行動・心理症状(BPSD)」は、すべての皆さんに見られるわけではなく、環境や家族の接し方によって、軽くなったり、強くなったりすることもあります。

「親の介護」で、心身共に疲れ切る前に、身近な人に「SOS」を出し、介護の苦労話を打ち明けてください。そして、介護仲間をつくり、お互いに愚痴をこぼしたり、励ましあいながら、親の介護を乗り切りましょう。

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