最近は高齢者だけではなく、中高年、また若い方も運動不足と言われています。コロナの影響で「コロナ太り」なんて言葉も流行っています。今回は、介護予防チェックリストに基づいて、今あなたが、どのくらい介護予防ができているかをチェックしていきます。
介護予防のための基本チェックリスト

厚生労働省では、65歳以上で介護予防の必要がある高齢者の介護予防に役立てようと、下記の「介護予防のための基本チェックリスト」を作成しています。この基本チェックリストによって、運動機能や口腔機能、栄養状態、うつ、生活機能、閉じこもり、認知症などの症状や機能を簡単に、25項目の質問に答えることで判断できます。
質問項目 | 回答 | 回答 | 得点 | |
---|---|---|---|---|
1 | バスや電車で1人で外出していますか | 0.はい | 1.いいえ | |
2 | 日用品の買い物をしていますか | 0.はい | 1.いいえ | |
3 | 預貯金の出し入れをしていますか | 0.はい | 1.いいえ | |
4 | 友人の家を訪ねていますか | 0.はい | 1.いいえ | |
5 | 家族や友人の相談に乗っていますか | 0.はい | 1.いいえ | |
1~5の合計 | ||||
6 | 階段や手すりや壁をつたわらずに上がっていますか | 0.はい | 1.いいえ | |
7 | 椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がれていますか | 0.はい | 1.いいえ | |
8 | 15分くらい続けて歩いていますか | 0.はい | 1.いいえ | |
9 | この1年間に転んだことがありますか | 0.はい | 1.いいえ | |
10 | 転倒に対する不安は大きいですか | 0.はい | 1.いいえ | |
6~10の合計 | ||||
11 | BMI(=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)が18.5未満 | 0.はい | 1.いいえ | |
12 | 6か月間で2~3kg以上の体重減少はありましたか | 0.はい | 1.いいえ | |
11~12の合計 | ||||
13 | 半年前に比べて硬いものが食べにくくなりましたか | 0.はい | 1.いいえ | |
14 | 口の渇きが気になりますか | 0.はい | 1.いいえ | |
15 | お茶や汁物などでむせることがありますか | 0.はい | 1.いいえ | |
13~15の合計 | ||||
16 | 週に1回は外出していますか | 0.はい | 1.いいえ | |
17 | 去年と比べて外出の回数が減ってきていますか | 0.はい | 1.いいえ | |
18 | 「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われますか | 0.はい | 1.いいえ | |
19 | 自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか | 0.はい | 1.いいえ | |
20 | 今日が何月何日かわからない時がありますか | 0.はい | 1.いいえ | |
18~20の合計 | ||||
1~20までの合計 | ||||
21 | (ここ2週間)毎日の生活に充実感がない | 0.はい | 1.いいえ | |
22 | (ここ2週間)これまで楽しんでいたことが楽しめなくなった | 0.はい | 1.いいえ | |
23 | (ここ2週間)以前は楽にできたが今ではおっくうに感じる | 0.はい | 1.いいえ | |
24 | (ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない | 0.はい | 1.いいえ | |
25 | (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする | 0.はい | 1.いいえ | |
21~25の合計 |
チェック方法
回答欄のはい・いいえの前にある数字(0または1)を得点欄に記入してください。
基本チェックリストの結果の味方
基本チェックリストの結果が下記に該当する場合、生活を改善するのが望ましいでしょう。
項目6~10の合計が3点以上 | 項目13~15の合計が2点以上 |
項目11~12の合計が2点以上 | 項目1~20の合計が10点以上 |

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介護予防とは

介護予防とは、高齢者が要介護状態にならないための対策や、すでに要介護状態の改善・症状が悪化することの防止を目的とした取り組みのことです。
「介護予防」はなぜ必要なのか?
我が国は、いまや世界有数の長寿国です。その一方で、食生活や運動習慣などを原因とする生活習慣病の増加にともない、認知症や寝たきりなどの要介護状態になる人々が増えてきています。
将来介護が必要にならないために大事なことは?
元気で長生きするためには、生活習慣病を予防するだけでは、十分ではありません。「老化」を積極的に予防する必要があります。
身体の機能は、適切な対策を行えば、維持・改善することができます。「足腰が弱くなってだんだん歩けなくなる」「物忘れが多くなってきて日常生活が送れなくなる」のは、「年をとれば仕方がないこと」ではなく、予防できることです。年齢が重なっていっても元気でいきいきと暮らせるようにするためにも「介護予防」が必要です。
全国各地で行われている介護予防への取り組み
早い段階で、老化のサインをとらえ、介護が必要になる前に予防策に取り組み、健康や身体機能を維持するための取り組みが始まっています。
高齢者が日常生活をより充実させ、家庭や社会でいきいきと暮らせるような環境づくりが、今後大切になってきています。こうした考えに基づき、地域での生活機能の低下した高齢者に対して、全国各地域でさまざまな支援の取り組みが行われています。具体的には、日常的に口腔機能向上や運動機能向上を目的とした体操やゲーム、レクリエーションなどの実施や、栄養の改善を目的とした勉強会などを行うことが進められています。気になる方は、市町村にある介護予防窓口に問い合わせてみましょう。
介護予防チェックあなたはいくつ当てはまる?中高年の方も参考に!まとめ
「介護予防のためのチェックリスト」を行い、今自分がどの状態であるかを把握し、対策を行うことで、「老化」を積極的に予防する効果があります。

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