【医療と介護の誤解】5分でわかる脳トレは本当に認知症予防になる?

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みなさんは「医療と介護はケアするポイントが同じ」だと思っていませんか?医療と介護は一見ほぼ同じように見えますが、実は火と水の関係なんです。今回は、そんな医療と介護のありがちな誤解を紹介していきます。また、最近流行っている脳トレは本当に認知症予防に効果があるのかもあわせて紹介したいと思います。5分でさらっと読めるので参考にしてください。

脳のトレーニングで認知症は防ぐことができる?

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近年認知症にならないために、計算ドリルやクイズなどのいわゆる「脳トレ」といわれる学習教材が増えてきました。確かに計算をすれば計算能力がよくなることは実証されていますが、実はそういった教材が認知症の予防になるというということは科学的な証明がなされていないのです。

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認知症の症状は脳よりも生活習慣が大切

介護する側が認知症を疑い始める基準は、家から出なくなってきたかどうかということです。この基準は誰に教わったわけでもなく、昔から介護現場では知られている現象です。

詳しくいうと、高齢になるにつれて生活空間は狭くなり、人間関係も狭くなって家に閉じこもる生活が続くようになります。その結果認知症の症状が現れるのです。このことから認知症は計算などのテストで能力低下が見られたり、病院の脳の検査で病変が表れたりするのが始まりなのではなく、生活習慣の変化よりずっと後に起こるということがわかります。

したがって認知症を早期に発見したければ、その高齢者の生活をみればよいのです。認知症は脳が衰えて起きているのではなく、実は毎日の生活習慣の変化が脳を衰えさせているのです。

また、ちまたでいわれているのが「学校の先生や医者は認知症になる人が多い」ということです。もちろん科学的に証明されているわけではないので学校の先生や医者の人たち全員に当てはまるわけではありませんが、昔から介護現場でよくみられる事例です。またその逆に漁師は認知症になりにくいともいわれています。

このことから机で脳トレ教材ばかりしていて家から出ない生活をするよりも、自然に近い場所に住み歳をとっても何かしら仕事を持って働き続けたほうが認知症予防には効果的といえます。

認知症予防には脳のトレーニングより生活習慣

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医療と介護の誤解

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介護保険制度が始まっておよそ20年、その間さまざまな介護予防方法が発見されましたが、認知症や寝たきりの高齢者は増え続け、一番の目標であった在宅ケアは崩壊状態にさえなっています。

その理由はまず第一に、医療や看護という昔からある専門性をそのまま介護に当てはめて考えていることが挙げられます。何か病気にかかった場合、治療と安静は必要ですが、「歳をかさねる」ことは病気ではないので安静にしていばますますからだが衰えてしまいます。

医師や看護師は必要ですが、高齢者特有のからだの変化を治療しようとして「安静・強制介護」という間違った介護が今日の状態を作り出しているのです。

また、介護の誤解の第二の理由としては、リハビリが介護に効果的だという点です。「足の筋肉が衰えるから寝たきりになる」「脳が衰えるから認知症になる」確かに医学的な観点から見ればそこに焦点を当ててリハビリをすればよいと思います。しかし高齢者は生活習慣や本人の意欲も含めてケアを提供しなければなりません。

「安静」も「リハビリ」も一般的な若い人に当てはまる考え方です。高齢者の場合は今日が一番状態が良い日であり、今日できないことは明日はもっと難しくなっていきます。介護は今この状態から始めることが大事だといえます。

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【医療と介護の誤解】5分でわかる脳トレは本当に認知症予防になる?:まとめ

最近は「認知症は脳の病気だから」という理由で脳を衰えさせないためのトレーニング、通称脳トレが盛んですが、実際には脳のトレーニングをしていても認知症になる人はなるのです。家にこもって脳トレを行うより、家事や掃除など、日常生活に沿ってからだを動かすことが大事です。

また医療と介護はひとくくりにされがちですが「安静・リハビリ」重視の医療と「日常生活でできるだけ動いてもらう」介護の考え方はまさに火と水のような関係です。今日できることは明日もできるように自立支援のお手伝いをすることを念頭に置いてケアを提供していきましょう。

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