その入浴介助はもう古い!知って得する目からウロコの入浴方法を紹介

bathtub介護保険

介護保険制度が始まって約20年、昔はよしとされていた介助方法の1部が実は正しくなかったことがわかってきました。今回は、そんな古くなってしまった入浴介助の新しい方法・考え方を具体的に紹介します。知らないよりも知っていたほうがより介護しやすいと思うので参考にしてください。

「お風呂は浅い浴槽で、お湯の温度は38℃」が基本ではない

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昔の厚労省がすすめる入浴介護研修会では、お風呂は浅い浴槽で、湯の温度は38℃が望ましいとされていました。しかし近年、このような入浴方法は重い心臓病患者など病気になった方が久しぶりに入浴する場合には適していますが、一般の高齢者には向かない入浴方法ということがわかってきました。

お風呂の温度の目安

お湯の温度からだの状態
不感温度
(34~37℃)
人の体温に近いため、熱さを感じない程度での入浴。ゆっくり入ることで心理的におちつくとされています。
微温浴
(37~39℃)
ぬるめの湯での入浴で一般的に健康によいとされている方法。ゆっくり入ることができれば温まるとされています。
温浴
(39~42℃)
日本人が好む湯の温度。温泉や銭湯などは41~42℃と高めの温度になっていることが多いです。
高温浴
(42℃以上)
入浴後さっぱりすることから高齢者には好む人が多い熱い湯での入浴方法。しかし心臓病や高血圧の人には向きません。

高齢者に向いているお湯の温度は37~39℃の微温浴がよいとされていますが、一番のポイントは本人の今までの入浴習慣です。もともとぬるいお湯が好きな人にはぬるく、熱いお湯が好きな人には熱いお湯に浸かり気持ちよく過ごしてもらうことが大事です。

お湯の温度は本人が好む温度で用意する

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洋式の浴槽と和式の浴槽、どっちがよい?

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こちらも昔は「お風呂で沈み込まないためにお湯は浅めに、すなわち浴槽を洋式にするとよい」といわれていました。しかし浅めの浴槽は肩まで入ることができず、からだも浮いてしまうため高齢者にとっては入りにくい浴槽です。そのためリラックスするための入浴が味気ないものになってしまいます。

一方、和式浴槽の場合は肩までお湯に浸かることができからだも安定しま。もし浴槽が長い場合、小さな台を足先の方に置けば幅も狭くなり足が固定できて左右バランスも安定します。

このように介護が必要だからといって急に洋式浴槽に変えてしまうと本人が入浴時にリラックスできなくなってしまう場合もあります。それを避けるためにも本人の昔から使用していた和式浴槽を使いケアを行うことは大事です。

入浴は肩まで浸かれる和式浴槽方の方が本人はよりリラックスできる

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「大浴場は段差のない埋め込み式がいい」の誤解

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大きな介護施設では大きな埋め込み式の大浴場が売りの施設もあり、入浴に介護が必要ではない方にはまるで温泉に来たような感覚で喜ばれています。

しかし少しでも介護が必要な方にはこの浴槽は本人にとっても介護者にとってもデメリットばかりになります。まず浴槽が埋め込み式なため、浴槽の出入りのために床に座ったり立ったりといった難しい動作が必要になります。そして老人や障害者が素足で階段やスロープを上り降りしなければならないため転倒のリスクも考えらえます。入浴中も広い浴槽なので足を壁に固定することができず、不安定になりからだが浮いてしまいます。

介護者側にとっても浴槽の中にいる人をかがんで介護しなければならないので腰を痛める可能性もあります。さらに失禁など湯船が汚れた時の入れ替えや掃除は至難のわざ。一般的な浴槽よりも時間と体力が消耗されます。

このように段差のない埋め込み式の大浴場は高齢者にとっては危険で、かつ介護者にとっても体力を消耗するお風呂といえます。その結果、介護が大変だからと早い時期から入浴方法を機械浴に変更するなどかえって寝たきりの高齢者を増やしてしまう可能性もあります。

埋め込み式の大浴場は介護が必要ない方向けである

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その入浴介助はもう古い!知って得する目からウロコの入浴方法を紹介:まとめ

心臓に負担がかからないよう、お湯の量は胸のあたりまで。そしてお湯の温度は38℃が望ましい」といわれていましたが、高齢者のここちよいと感じる温度はさまざまです。本人に気持ちよく過ごしてもらえるよう適した温度設定にし、和式浴槽が好きなら和式浴槽で介助を行うなど、臨機応変な対応が望まれます。

また、段差のない埋め込み式の浴槽は入浴に介助が必要ない方であれば問題ないのですが、見守りなどの介護になった場合には、介護する側もされる側もデメリットになってしまいます。もし介護施設を選ぶ場合にはこのことも念頭に置いて探してみるとよいでしょう。

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