最近、電車やコンビニエンスストアなどで怒りを爆発させている「キレる老人」が増えています。今回は、キレる老人が身近にいたらどう対処すればよいのか、また、2つの予防法も紹介します。「明日は我が身」あなたも「キレる老人」予備軍かもしれません。参考にしてください。
あなたの周りにこのような高齢者いませんか?
あなたの周りにはこのような症状の高齢者はいませんか?チェックしてみましょう。
☑ | 症状 |
▢ | 勝ち負けに強いこだわりを持っている |
▢ | 思い込みが激しい |
▢ | 自分の考えを押し付けようとする |
▢ | それがうまくいかないと、すぐにイラつく |
▢ | あなたに好かれている、求められていると思い込んでいる |
上記のチェックが3つ以上当てはまる方が近くにいたら、ささいなことで嫌なことを言われたり、されたり、最悪の場合はトラブルに巻き込まれる可能性があります。距離を置いた方がいいかもしれません。もしその人がご近所さんなど、どうしても顔を合わさなければならない状況下でしたら、あいさつ程度、付かず離れずの距離感で接したほうがよいでしょう。
高齢者がキレているのを見たことがある

インターネットリサーチ「Qzoo]全国20代~60代の男女1,357名に調査
上記のグラフから、どの年代でも半数以上の人が「高齢者がキレるのを見たことがある」と答えています。つまり、「キレる高齢者の数が多い」という事がわかります。
高齢者の傷害・暴行事犯者の種類別人員等

平成30年版 犯罪白書 第7編/第4章/第3節/2:出典
上記のグラフのように、高齢者の犯罪は「被害者と面識なし」が6割以上で、犯行理由は「かっとなって」の突発的な犯罪が多いといえます。
なぜ高齢者になると怒りっぽくなるのか

Wikipediaより
高齢者のキレる原因としては、脳の前頭葉部分の大部分を占める前頭前野の衰え(赤線で囲まれた部分)であるといわれています。
また、前頭前野の老化は40代ごろから年を追うごとに進行していきます。

脳の衰えは40代から始まるのね。「明日は我が身」他人ごとではないわね。
前頭前野の働き
前頭葉前夜の主な働きについてまとめました。
- 考える
- 行動や感情をコントロールする
- コミュニケーションをする
- 記憶する
- 応用する
- 集中する
- やる気を出す
前頭前野は、「考える」「アイデアを出す」「記憶する」「判断する」「応用する」など、人間が人間らしくあるための大事な部分です。
この前頭前野が衰えるという事は、物忘れが増えたり、考えることができなくなったり、感情的になったり、キレたり、やる気の低下などにつながります。
例えば、足を骨折した人に「歩け」といっても歩けませんよね。それと一緒で脳が老化(萎縮)している人に「怒るな」といっても無理な注文です。そう考えると、そういう人とは付き合わない、もしくは距離を置いて接することが1番の方法です。

前頭前野を衰えさせないためには
他人であったら、付き合いを控えることで、嫌な思いをしなくて済むのですが、自分の前頭前野部分の衰えが始まった場合には、どう予防・対処すればよいのでしょうか。
残念ながら前頭葉前野の衰えを防ぐ方法は、今のところ発見されていません。
しかし、遅くする方法なら2つあります。
朝日を浴びる
脳内物質の中に「セロトニン」という物質があり、これが多いとストレスに耐える力が強くなるといわれています。朝日にはセロトニンの分泌量を増やす働きがあるので、早起きして朝日を浴びるようにしましょう。
ビタミンCをとる
ストレスホルモンに対抗してくれる栄養素が「ビタミンC」なのですが、人間の体内では作り出すことができません。
そのため、多くの人がビタミンC不足です。
ビタミンCが不足すると、ストレスホルモンに対抗することができず、ささいな事でイライラしたり、キレやすくなります。
ビタミンCは15歳以上で1日に100mgとるのがよいとされています。ビタミンCは、主に野菜や果物、じゃがいも、さつまいもなどに多く含まれています。
食材 | 含有量 |
サツマイモ | 29mg |
じゃがいも | 35mg |
キャベツ | 41mg |
レモン果汁 | 50mg |
ネーブル | 60mg |
イチゴ | 62mg |
キウイフルーツ(緑色) | 69mg |
菜の花 | 110mg |
キウイフルーツ(黄色) | 140mg |
ブロッコリー | 120mg |
黄色ピーマン | 150mg |
赤色ピーマン | 170mg |
ビタミンCは、水や熱に弱いため加熱すると効果が減少してしまいます。ビタミンCを効率よくとるには、水や熱に接する時間を短くしたり、煮汁ごと飲めるスープにしたりするのがおすすめです。

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【グリーンプロポリス】

高齢者に読んでもらいたい本
「老人は敬うもの」という価値観が未だに根付いている方に読んでもらいたいおすすめの本です。
「高額の年金をもらい、高級車に乗り、若者の何倍もの社会保障の恩恵を受けている。これで社会に嫌老感が起きないわけがない」という内容の本です。ちょっと耳の痛い話ではありますが、考え方の参考になります。
あなたもなる可能性がある「キレる老人」の対処法や2つの予防法:まとめ
「老人は敬うもの」といわれた時代は平均寿命が60代といわれていた時代です。60代というと、肉体的にも精神的にもまだまだ元気で、若い人が老人を敬っていたのは納得できます。
しかし今は昔に比べるとかなり長生きができるようになり、その分耳が遠くなったり、足腰が弱くなったり、昔はなかった認知症という言葉が生まれたりと、長生きするにつれて明らかに老化しています。
「老いては子に従え」という言葉があるように、高齢者は長生きする分、謙虚になる勉強をしなければならないと思います。
キレる症状が、脳の衰えからくるものだとしても「感謝」の気持ちを持って人と接するようになれば、感情を少しでも抑えることができるのではないでしょうか。
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みみ太郎

